投資家の皆様へ | 株式会社サガミホールディングス

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2014年11月11日

第2四半期実績報告

平成26年度第2四半期の決算は下記の通りとなりました。
連結(単位 :百万円)
平成25年度 平成26年度
売上高 9,851 12,708
営業利益 328 239
経常利益 344 275
純利益 317 131
単体(単位 :百万円)
平成25年度 平成26年度
売上高 8,117 8,210
営業利益 335 221
経常利益 351 253
純利益 283 170

上半期業績報告

4月1日から消費税率が8%になりました。4月から9月までの個人消費は駆け込み需要の反動もあり伸び悩む傾向が見られ、加えて、7月と8月には週末に大型台風に見舞われましたが、当社では上半期については増税に依る消費減などを織り込んでいたこともあり、計画値である売上高12,500百万円、
営業利益240百万円に対して実績は売上高12,708百万円、営業利益239百万円とほぼ計画通りの実績となりました。純利益は計画を49百万円下回ることとなりましたが、これは主に不採算店舗を前倒しで閉鎖したことに伴う費用の計上によるものです。

海外

ASEAN2号店、インドネシア1号店となる「SAGAMI PLAZA SENAYAN店」を7月28日ジャカルタにオープン致しました。PLAZA SENAYANはジャカルタ市内でも有数の高級ショッピングモールで「SAGAMI」はフードコート内の小さな店舗ではありますが、店内製麺の蕎麦を中心に和食メニューを提供しており、駐在員の方々や現地のお客様にご好評を戴いております。世界第4位の人口で若くエネルギー溢れるインドネシアは親日国家であり、和食は今後益々広く親しまれて行くものと考えております。時間がかかるとは思いますが、地道な努力で日本の蕎麦文化の伝道と定着を目指して参ります。インドネシアを含め、ASEAN諸国には5年間で20店舗を出店する計画です。
また、9月10日にタイ・バンコクで開催された愛知県とタイ王国との経済交流会では、日経の記事にも取り上げられましたが、「名古屋めし」として手羽先と天むすを当社現地店で調製して提供させて戴き、タイ王国に於いてのサガミブランドの向上に努めました。

味の民芸とのシナジー

本年1月にグループ入りした味の民芸フードサービス株式会社とのシナジーを追求して、グループの企業価値を高める取組みを行っております。サガミの自社製粉工場のそば粉を味の民芸の手延べうどん製法で風味豊かで滑らかな食感を実現したそば素麺、麺つゆを組み合わせたコラボギフト商品の販売やサガミの八味唐がらし、そば枕といったオリジナル商品を味の民芸各店で販売致しております。また、穴子や蒸し栗といった旬の食材をサガミと共用化した季節のおすすめメニューを提供し、お客様から大変ご好評を戴きました。
今後サガミグループの強みを更に活かすべく、12月の開始を目標に商流・物流の一体化の準備を進めております。この一体化により、業務の効率化や自社工場の有効活用が図れることとなります。

和食と世界無形文化遺産

昨年12月に和食が世界無形文化遺産に登録されてから初めての和食の日(「いい日本食」の語呂合わせで11月24日)を迎えることとなり、当社では特別メニューを考案致しました。今後、当社の強みである「蕎麦」、「名古屋めし」と「和食」を世界に訴求して参ります。
投資家の皆様に於かれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

以上
代表取締役社長 鎌田 敏行
(平成26年11月11日)

2014年8月14日

第一四半期実績報告

平成26年度第1四半期の業績は下記の通りとなりました。
連結(単位 :百万円)
平成25年度 平成26年度
売上高 4,678 6,009
営業利益 62 △72
経常利益 82 △67
純利益 26 △128
単体(単位 :百万円)
平成25年度 平成26年度
売上高 3,805 3,864
営業利益 52 △31
経常利益 74 △16
純利益 14 △62
連結売上高が昨年比で大幅に増加しているのは、今期から「味の民芸」が連結計上されているためです。
主力業態である「和食麺処サガミ」の既存店売上は前年比で1.2%増となりました。エネルギーコスト、食材価格、人件費の上昇など厳しい経営環境が続いておりますが、ほぼ計画通りの推移となっております。

株主総会報告

去る6月26日に株主総会を開催し、4議案全てをご承認戴きました。
株主の皆様、誠にありがとうございました。前期は当期純利益が14年ぶりの水準となり、繰延税金資産も計上させて戴きました。
繰延税金資産は今後も安定して利益を出せる経営状態であることを前提に計上できるものであります。
今年は昨年よりも多い180名ほどの株主の皆様がご来場下さいました。株主様からのご発言を伺いましても、当社を応援して下さっている顧客株主の方が如何に多いかということを改めて実感しました。
株主の皆様、そしてお客様のご期待に添えられるよう、今後も更なる改革に取り組んで参ります。

出店

○「国内」
6月に次の1店舗を開店致しました。
*「さがみ庭」イオンモール名古屋茶屋店。
4月のイオンモール各務原に続き、イオンモール内に2店舗めの『さがみ庭』を出店しました。
十割そばとみそ煮込を中心としたメニューを提供しております。
7月に次の3店舗を開店致しました。
*「まるど食堂」 小幡店。 どんどん庵守山苗代店を業態変更致しました。
そば・うどんなどの麺の他、天ぷらやとんかつなどの丼ぶり・定食を提供しております。
*「備中手延べうどん びんむぎ」 軽井沢プリンス ショッピングプラザ店。
長野県軽井沢駅南口側の広大なエリアに展開する、軽井沢プリンス ショッピングプラザがスケールアップオープンし、そこの新エリアフードコート内への出店です。
自慢の手延べうどん、新鮮な地元食材を使用した色彩鮮やかな創作うどんがご好評を戴いています。
*「サガミ村」イオンモール 八千代緑が丘店(千葉県)。
4階フードコート内への出店です。店内製麺したこだわりの蕎麦を提供しています。
○「海外」
7月、インドネシアに次の1店舗を開店致しました。
*和食・そば専門店「サガミ SAGAMI」Plaza Senayan店。
著名なショッピングモール"Plaza Senayan"内で、ASEAN第2号店であり、イスラム圏への初めての出店となりました。
グループ・ビジョンである「No.1 Noodle Restaurant Company」の実現に向け、グループ一丸となり、お客様からの更なるご支持を戴けるよう鋭意努力して参ります。

商品

「自慢の手羽先」
去る6月7日、8日の2日間に亘り、第1回"手羽先サミット2014"が名古屋市中区にある金山総合駅南口広場にて開催されました。見事『金賞』を受賞することができ、4月に開催された第5回からあげグランプリの手羽先部門に続いての受賞で、ダブル金賞となりました。
テレビ等でも取り上げて戴き、店舗で販売する手羽先も前年比で大幅増となっております。
多くのお客様からのご支持を得ることができたことが何よりも大きく、また、このような商品を増や
していくことによりサガミのブランド力を向上させていけるよう、今後も努力して参ります。

蕎麦文化を世界に

和食がユネスコの無形文化遺産に登録されて世界で注目が高まる中、日本人の伝統的な食文化である「蕎麦」の発信活動を強化します。
サッカー・ワールドカップ開催に合わせて6月にブラジルのリオ・デ・ジャネイロにて行われたジャパンプレゼンテーション事業に日本企業として唯一参加し、日本館内で世界各国の要人の方々に打ちたての蕎麦を提供して参りました。
2015年5月1日から半年に亘ってイタリアで開催されるミラノ万博の日本館への出店も決まりました。
レストラン業態で蕎麦販売数世界一(当社調べ)の企業として、世界の人々に本物の「蕎麦」を発信して参ります。
投資家の皆様に於かれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

以上
代表取締役社長 鎌田 敏行
(平成26年8月14日)

2014年5月12日

平成25年度決算

平成25年度の連結決算は下記の通りとなりました。
(単位:百万円)
連結ベースの経営成績 平成24年度 当初計画 (平成25年5月13日発表) 平成25年度 当初計画差異
売上高 22,599 19,400 19,521 121
営業利益 656 635 529 △106
経常利益 672 650 575 △75
当期純利益 447 465 595 130
1株あたり純利益 18.27 18.62 23.85 5.23

(単位:百万円)

単体ベースの経営成績 平成24年度 当初計画 (平成25年5月13日発表) 平成25年度 当初計画差異
売上高 17,966 16,000 16,058 58
経常利益 624 610 553 △57
当期純利益 470 440 506 66
1株あたり純利益 19.24 17.62 20.27 2.65

25年度のレビュー

1. 決算
平成24年度は1月20日締めから3月末へと会計年度を変更した為に14か月11日決算となっておりますので 実績値ではありますが、参考値としてご覧戴きたく存じます.
連結の売上は予算対比で100.6%となりました。
基幹業態「サガミ」の既存店売上は、前年比で4.1%増加(客数5.5%増加)となりましたが、損益面では、連結・単体共に営業利益と経常利益が、円安に依るエネルギーコスト及び食材価格の上昇と人件費の増加から予算を下回る結果となりました。予算未達は過去3年で初めてのことであります。一方、当期純利益には約1億8千万円の繰延税金資産を計上することとなり、連結・単体共に予算を上回る実績となりました。繰延税金資産は、今後安定的に一定の利益を計上できることを前提に計上するものですので、 経営の安定性が認められたことと同義でもあり、長年の赤字体質から脱却できたことの証左でもあります。
「サガミ」業態では前年度に続き、当年度も全店が店舗段階で黒字を計上致しております。
2. 取り組み
「味の民芸」
拠点拡大に就きましては、国内では首都圏、海外ではASEANに注力するのが基本方針です。
高齢化の進む社会にあって、和麺のファミリーレストランは正に時代の要請に合致した業態であると考えておりますが、未だ人口の増加が見込まれる首都圏とは言え、そこに1店1店作って行ったのでは時間とコストがかかり過ぎると判断しておりました。当年度に、サガミチェーンよりも歴史があり、首都圏での知名度が高い味の民芸フードサービス株式会社がサガミグループに加わることとなりました。これで、 日本経済を牽引する首都圏と中部圏を地盤とし、20都府県に約280店舗を展開する、売上約250億円の企業グループが誕生しました。喜ばしいことですが、もっと嬉しいのは、同じ業界・業態で経験・実績を積み上げて来た多くの優秀な人材が仲間になってくれたことです。今後は、両者が長年に亘って蓄積してきた経験を共有しながら、営業、物流、製造、購買、店舗開発など多くの分野で相乗効果を発揮して参ります。なお、当期の決算にはBSのみでPLは合算しておりませんので、上記実績には味の民芸分は含まれておりません。

新業態」

フードコート型として「サガミ村」を2店舗、「あいそ家」業態の小型店モデルとして
「あいそ家キッチン」を1店舗出店致しました。「あいそ家キッチン」は「どんどん庵」業態から転換したもので、ビルイン型、小型店を今後展開する際のモデル店舗となります。

メニュー」

3世代、4世代のご家族にご来店に戴けるよう、やわらか食「銀扇御膳」を提供致しておりますが、食事制限に対応した「かろやか御膳」(カロリー・塩分を控えたい方に)「すこやか御膳」(カリウム ・リンに制限のある方に)も始めました。
昨夏には「ざるそば祭り」を実施し、主力商品である「天ざるそば」をそば食べ放題にてお値打ち価格で提供したことから多くのお客様に大変ご好評を戴きました。
また、当初は期間限定だった「冷やしみそ煮込」を通年販売とした効果もあって、グループ全体でのみそ煮込の店舗内提供数は173万食となり、元より日本一だった販売数を大幅に更新することができました。

商品開発」

サガミオリジナル商品の企画開発も積極的に行いました。お好みの醤油を継ぎ足す事でだし醤油を1年間お楽しみ戴ける「サガミのこだわり宗田節」、サガミの看板商品であるみそ煮込を乾麺にした「みそ煮込乾麺3食セット」、小型サイズにしたドレッシングやポン酢などを中心に品揃えが充実しつつあります。
四川風味噌煮込みうどんのカップ麺は前年度同様、日本航空さまの中部国際空港内サクララウンジでご好評を戴きました。今後もお客様のニーズにお応えしつつ、新たなお客様の獲得へと繋げて参ります。

海外展開」

タイ・ベトナム・インドネシア・中国からの短期研修生10名を受け入れ、相互交流、社内の国際化が着実に進んでおりますが、加えて、5か国に1年ずつ派遣した語学研修生が3月末までに全員帰国し、今後の海外展開に向けた体制が整いました。シンガポールにASEAN諸国を統括する会社を設立した他、タイ・バンコクには現地法人とセントラルキッチンを設けております。過去3年で海外担当組織名が本社内の中国室から海外室、海外事業部となり、新年度からはサガミインターナショナル㈱として独立することとなりました。

ゆるキャラ」

社内公募で選ばれた「みそっち」が催事や社内イベントで活躍しています。弊社ホームページに「みそっちの部屋」がありますので、ご覧戴ければありがたく存じます。

新年度(平成26年度)

1. 中期経営計画
平成25年度の決算発表と同時に平成26年度、27年度の中期経営計画を発表致しました。 当期純利益は、上述の繰延税金資産計上分が減少するのと、新年度から味の民芸フードサービス㈱の株式取得に係わる償却が発生することから、前年度比較で減少しておりますが、実質的には増益の見込みです。2年間で31店舗を出店する計画で、半数以上が海外の予定となっております。
2. 味の民芸
味の民芸・サガミチェーン間での幹部人事異動として、役員、部次長、工場長、課長レベルで実施され、
サガミ内にシナジー推進室を設置致しました。スピード感をもって各部門の効率化に取り組んで参ります。
3. 出店
「国内」
4月に次の3店舗を開店致しました。
*平仮名「さがみ」大阪大東店。味の民芸・大東店(大阪府)を改装したものです。
*カタカナ「サガミ」江南店(愛知県)。和食ビュッフェ業態「もんぺとくわ」の改装です。
*「さがみ庭」イオン各務原店(岐阜県)。イオンモール各務原店内の新店です。
これはフードコート内の「サガミ村」とは異なり、モール内のレストラン街への出店です。

海外」

*ASEAN第1号店を4月にタイ・バンコクに出店しました。 和食・そば専門店「サガミSAGAMI」で、計画の 1.7-1.8倍となる売上が続いています。
*6月にはインドネシア・ジャカルタのショッピングモール内に出店を予定しています。
「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコの無形文化遺産に登録されて世界での注目が高まる中、 サガミは海外展開の第二段階に入りました。
グループ・ビジョンである「No.1 Noodle Restaurant Company」の実現に向け、一歩一歩ではありますが、着実に歩を進めて参ります。投資家の皆様に於かれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

以上
代表取締役社長 鎌田 敏行
(平成26年5月12日)

2014年2月12日

平成26年度3月期の第3四半期累計(4/1~12/31)の連結決算は下記の通りとなりました。今年度から決算期を変更しましたので、平成25年3月期第3四半期(1/21~10/20)の実績は参考値として記載致します。
(単位:百万円)
売上高 営業利益 経常利益 純利益
平成26年3月期 第3四半期 14,737 472 520 436
平成25年3月期 第3四半期 14,064 298 308 183
平成26年3月期 通期計画 19,400 635 650 465
本四半期は「北海の恵み 秋の新そば」「歳末感謝祭」「寒ぶりフェアー」などの施策が奏功して、「サガミ」既存店127店舗の前年同一期間(4/1-12/31)比でご来客数が 3.3%増となり、売上高は2.8%増となりました(モーニングサービス分は除外しています)。しかし、エネルギーコストと食材価格の上昇が続く一方、売 価にそれを転嫁できない競合状態であり、予想通りとは言え厳しい経営環境となっております。

味の民芸

2013年12月4日に、味の民芸フードサービス株式会社の株式取得を発表致しました。1964年創業の味の民芸は、お客様の視点に基づいた「みんなのゆ たかさと笑顔のために」をモットーに、首都圏を中心にうどん・そばを提供する「味の民芸」「水山」等を80店展開しております。
弊社では、国内は首都圏、海外はASEANを店舗展開の最重点分野として位置付けて参りました。今般、味の民芸がサガミグループに加わったことにより、 出店地域が15都府県から21都府県に広がり、店舗数も204店から284店となりました(上海の4店舗を含みます)。
日本経済を牽引する首都圏と中部圏に重点的に店舗を配置する理想的なグループが誕生したことになり、今後は両社が長年にわたって蓄積してきた経験を共有 しノウハウを融合することで、店舗営業、物流、購買、製造、店舗開発等の相乗効果が期待でき、高い競争力が実現できると考えております。

海外

昨年10月に、タイに子会社を設立しました。バンコックにセントラルキッチンも完成し、4月のASEAN第1号店開店に向け、着々と準備を進めておりま す。 今期中には海外に派遣していた長期語学研修生5名が全員帰国しますので、海外事業部の陣容が大幅に強化されることになります。新年度は中国にも2店 舗開店予定ですが、ASEANには更に注力して参ります。

安心・安全とお願い

昨年秋より、世間ではメニュー表示問題、毒物混入事件、ノロウイルスの猛威など、食の「安心・安全」に対する消費者の厳しい目が向けられております。当社と致しましても、今まで以上に「安心・安全」に取り組んで参る所存です。
長年の赤字体質からは脱却できたものの、利益率は未だ満足できる水準ではありません。危機感を共有しながら、将来ビジョンである「No.1 Noodle Restaurant Company」を目指し、グループ一丸となって、お客様から更なるご支持を戴けるよう鋭意努力して参ります。
投資家の皆様におかれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

以上
代表取締役社長 鎌田 敏行
(平成26年2月12日)

2013年11月12日

平成25年度9月期、第2四半期累計(4/1~9/30)の連結決算は下記の通りとなりました。本年度会計より従来の1/21~3/31から4/1~3/31に変更致しておりますので、昨年度上半期実績は参考値として記載致します。
(単位:百万円)
連結売上高 経常利益 純利益
実績 9,851 344 317
計画 9,654 336 238
昨年度実績 9,152 112 43
上記の通り、純利益で計画比上方修正発表することができるなど、業績は引き続き堅調に推移致しました。
一昨年よりの聖域なき経営改革に、引き続きスピード感を持って取り組んでおります。販促におきましては主力商品の「天ざるそば」を夏から秋にかけ ましての約3か月間、毎日そば食べ放題としてお値打ちでご提供する企画を実施致しましたが、猛暑も追い風となり、客数増に繋がりました。 また、 お好みのドリンク・パン・サラダ・ゆで卵をセットにしたモーニングサービス「朝ガミ(あサガミ)」の実施店舗を拡大中で、年度内には40店舗を超える計画 で進めております。新たな客層のご来店にも繋がっておりますが、単に割安感のみでご来店戴いているのではなく、こだわりの食材とおいしさを高く評価して戴 けているのが大変嬉しく、また、ありがたく存じます。
業績の回復を受け、海外ではASEAN諸国、国内では首都圏への取り組みに注力しております。海外に就きましては、中国での新店開店に向けて地主様との協議を進める一方、本年6月のシンガポール子会社設立に続き、下期にはタイに子会社を設立する計画です。 また、国内では本年4月のフードコート内の小型店舗「サガミ村」1号店開店に続き、9月には名古屋市西区のイオンタウン名西店内に2号店をオープン致しま した。今後も都心型ビルイン・地下街・ターミナル駅内・大型ショッピングモール等への出店を計画致しており、このような立地への出店での経験は海外展開に も大いに役立つと確信致しております。
東京オリンピック開催決定による経済効果が期待され、アベノミクス効果も手伝って景気は上向きかけているように感じてはおりますが、一方で来年4 月の消費税引き上げ後には景気上昇の腰折れ懸念も強まりつつあります。サガミグループとしましては外食費が減少傾向にあることを前提に、今後とも繰り返し ご来店戴ける工夫を重ねて参ります。
業績は回復基調ではありますが、日常支出の源泉である給与引き上げが進まない中、食材価格の高騰やエネルギー価格の上昇など、外食産業を取り巻く 環境には厳しいものがあり、弊社も例外ではありません。下半期はその厳しさが増すものと思われます。弊社は同業他社比でまだ周回遅れであるとの危機感を共 有しながら、一方でサガミの将来ビジョンである"No.1 Noodle Restaurant Company"を目指し、社員一丸となって、経営理念 でもあります「お客様に奉仕」することによって、目標達成することができるよう努力をして参ります。
投資家の皆様におかれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援・ご愛顧賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

以上
代表取締役社長 鎌田 敏行
(平成25年11月12日)

2013年11月12日

平成25年度9月期、第2四半期累計(4/1~9/30)の連結決算は下記の通りとなりました。本年度会計より従来の1/21~3/31から4/1~3/31に変更致しておりますので、昨年度上半期実績は参考値として記載致します。 (単位:百万円)

 連結売上高 経常利益 純利益
実績  9,851 344 317
計画  9,654 336 238
昨年度実績 9,152 112 43

上記の通り、純利益で計画比上方修正発表することができるなど、業績は引き続き堅調に推移致しました。

一昨年よりの聖域なき経営改革に、引き続きスピード感を持って取り組んでおります。販促におきましては主力商品の「天ざるそば」を夏から秋にかけ ましての約3か月間、毎日そば食べ放題としてお値打ちでご提供する企画を実施致しましたが、猛暑も追い風となり、客数増に繋がりました。 また、 お好みのドリンク・パン・サラダ・ゆで卵をセットにしたモーニングサービス「朝ガミ(あサガミ)」の実施店舗を拡大中で、年度内には40店舗を超える計画 で進めております。新たな客層のご来店にも繋がっておりますが、単に割安感のみでご来店戴いているのではなく、こだわりの食材とおいしさを高く評価して戴 けているのが大変嬉しく、また、ありがたく存じます。

業績の回復を受け、海外ではASEAN諸国、国内では首都圏への取り組みに注力しております。海外に就きましては、中国での新店開店に向けて地主様との協議を進める一方、本年6月のシンガポール子会社設立に続き、下期にはタイに子会社を設立する計画です。 また、国内では本年4月のフードコート内の小型店舗「サガミ村」1号店開店に続き、9月には名古屋市西区のイオンタウン名西店内に2号店をオープン致しま した。今後も都心型ビルイン・地下街・ターミナル駅内・大型ショッピングモール等への出店を計画致しており、このような立地への出店での経験は海外展開に も大いに役立つと確信致しております。

東京オリンピック開催決定による経済効果が期待され、アベノミクス効果も手伝って景気は上向きかけているように感じてはおりますが、一方で来年4 月の消費税引き上げ後には景気上昇の腰折れ懸念も強まりつつあります。サガミグループとしましては外食費が減少傾向にあることを前提に、今後とも繰り返し ご来店戴ける工夫を重ねて参ります。

業績は回復基調ではありますが、日常支出の源泉である給与引き上げが進まない中、食材価格の高騰やエネルギー価格の上昇など、外食産業を取り巻く 環境には厳しいものがあり、弊社も例外ではありません。下半期はその厳しさが増すものと思われます。弊社は同業他社比でまだ周回遅れであるとの危機感を共 有しながら、一方でサガミの将来ビジョンである"No.1 Noodle Restaurant Company"を目指し、社員一丸となって、経営理念 でもあります「お客様に奉仕」することによって、目標達成することができるよう努力をして参ります。 投資家の皆様におかれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援・ご愛顧賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

以上
代表取締役社長 鎌田 敏行
(平成25年11月12日)

2013年8月12日

第一四半期実績報告

当社の会計年度は、従来は1/21-1/20で、昨年度は3/31迄の14ヵ月11日となりましたが、今年度から4 /1-3/31に変更しております。その第一四半期の連結業績を本日、以下の通り発表いたしました。決算期が変更となったことから単純比較はできませんの で、下記の昨年度第一四半期実績は参考値です。計画比では順調な滑り出しとなっています。 (単位:百万円)

(2013/4-6月) (2012年1/21-4/20)
売上高 4,678 4,489
営業利益 62 ▲80
経常利益 82 ▲76
純利益 26 ▲127
株主総会報告】

 決算期変更に伴い、従来は4月に開催していた株主総会を今年は6月に開催いたしました。当日は雨天にも拘りませずご来場下さった株主の皆様、誠に有難うございました。

総会では7議案全てをご承認戴きました。ありがとうございました。その中で第一号議案は復配についてでした。弊社は平成20年1月期を最後に、株 主様に会社業績の成果配分である配当金をお支払いできておりませんでした。経営努力不足により、皆様に長年に亘ってご迷惑をおかけしておりましたことをこ こに改めてお詫び申し上げます。 当社は遅れを取り戻すべくスピード感を持って経営改革に取り組んでおります。その結果、改革初年度は営業損益を黒字化し、2年目となる昨年度は6 年ぶりに当期損益の黒字化を達成しましたが、会社が利益体質となり財務状況も良くなってきたことから、黒字化と同時に五期ぶりの配当をさせて戴くことがで きました。   業績で先行する同業他社比較では、まだまだ周回遅れと認識いたしており、今後も更なる改革に取り組んで参りますが、復配に漕ぎ着けられましたのも偏に株主の皆様、お客様、お取引先様のお蔭と、厚く御礼申し上げます。
新しい取組

  *「オーナー店舗」 経営者育成と店舗活性化を目的に、今年度から始めました。社員から公募で店舗オーナー(店長)を3名選抜し、3店舗の経営を委託しています。経営の自由度が高いだけにやりがいのある制度で、後に続く希望者が増えることを期待しています。   *「海外」 6月に、シンガポールに子会社を設立しました。昨年11月の香港子会社に続くもので、夫々、ASEAN諸国と東アジアを担当します。今後は海外への取り組みを強化していきます。   *「新製品」 実用新案登録済の「サガミの八味唐がらし」はお蔭様でご好評を戴いていますが、独自商品の仲間が一つ加わりました。瓶入りの 宗田節です。醤油を入れて2週間程置くと麺の濃縮「つゆ」ができるというものです。醤油を継ぎ足すことで1年ほどお使い戴けます。現在品薄状態が続いてい ますが、今月末頃にはサガミ全店で取り扱いますので、ご来店の際は是非手に取ってご覧戴きたく、ご案内申し上げます。   猛暑が続いております。喉越しの良い蕎麦が美味しい季節です。ご好評戴きました夏の大感謝祭第1弾(7月19日~24日)に続きまして、7月25 日から9月19日まで夏の大感謝祭第2弾のざるそば祭りを開催中です。毎月末実施のざるそば食べ放題「晦日そば」はすっかり定着しましたが、この期間は毎 日食べ放題となっております(8月10日から18日のお盆期間は休止いたします)。皆様のご来店を従業員一同お待ち申し上げております。

以上
代表取締役社長 鎌田 敏行
(平成25年8月12日)

2013年5月13日

平成24年度決算

決算期変更(1/20→3/31)に依り14ケ月11日となった平成25年3月期の決算は下記の通りとなりました。当社では上半期の赤字を下半期で 如何に補うかという状態が長らく続いておりました。これを是正し、上半期から黒字を計上して投資家の皆様に安心して業績を見守って戴けるように決算期を変 更させて戴いたのですが、結果として、決算期変更を待たずして中間決算(平成24年7月)の当期純損益を黒字化出来ました。下半期は引き続き順調でした。

(単位:百万円)

【連結】
当初計画
【連結】
実績
【単体】
当初計画
【単体】
実績
売上高 21,600 22,599 17,000 17,966
営業利益 280 656 400 617
経常利益 270 672 390 624
純利益 160 447 300 470

*当初計画とは、年初(平成24年3月1日)に発表した通期計画です。
過去4年間の実績推移のグラフです。
本決算を終えましたので年度を振り返りますと、創業以来初・上場以来初、或いは数年振りとなることが多々ありました。

業績

*12ケ月ベースで、「サガミ」127店舗の全店で店舗段階黒字化。上場来初。
*売上の伸び悩む2ケ月を2度含む通期でもサガミ全店黒字化。上場来初。
*上半期(1/21-7/20)の単体・連結当期損益が黒字化。連結決算導入後初。
*単体・連結で、12ケ月ベースでも通期でも当期損益が黒字化。6期ぶり。
*復配。株主総会での決議事項ですが、1株5円の配当を実施予定です。5期ぶり。
*連結経常利益が10年ぶりの水準に。

新業態

*平成24年1月  あいそ家半田店でオーダーバイキング。
*平成24年3月  和食ビュッフェ「もんぺとくわ」を愛知県江南市に開店。
*平成24年7月  高速道路PAに出店。東名高速道路上り線新城PAに「陣屋サガミ」。
*平成24年11月 串揚げと十割そばの「盛賀美」を東京・青山に開店。
*平成24年12月 どんどん庵上田楽店を190円うどんの「まるど食堂」に業態変更。
*平成25年1月  「サガミ」梅森坂店でコーヒーとパンのモーニングサービス提供開始。
*平成25年3月  「サガミ」小田原店を牛タンと十割そばの「盛賀美」に業態変更。

新メニュー

*平成24年3月~ 相模女子大学とのコラボメニュー。
*平成24年7月  特許技術使用の高齢者向けやわらか食「銀扇御膳」。
*平成24年7月  常温でお持ち帰り戴ける手羽先を開発。
*平成24年8月  社内公募から採用された2種類の「冷やしみそ煮込」。
*平成24年10月 愛知県愛西市(旧立田村)のレンコンを使った蓮餅。
*平成25年2月  相模地方の学業成就の神社で祈願した「合格祈願弁当」。

新規取組

*平成24年7月  全グループマネージャーが1年交替で就任する執行役員制度を導入。
*平成24年11月 飛島工場内にカット野菜工場を新設。
*平成24年12月 セントレアのJALサクララウンジで「四川風味噌煮込みうどんカップ麺」を提供。
*平成25年1月  第三者割当により、自己株式を処分。
*平成25年2月  「サガミ」全店の店頭にある「石挽処」の命名権発売。
*平成25年2月  「三辛五香」、ミルタイプの「八味唐がらし」で実用新案取得。
*平成25年2月  サガミの八味唐がらしの日(8/3)とみそ煮込の日(3/25)を記念日登録。
*平成25年3月  あいそ家岡崎大樹寺店で太陽光発電開始。

海外関連・研修

*平成24年10月 Sagami International Co., Ltd.を香港に設立。東アジア管轄。
*平成24年12月 JETROの支援を受けてタイ・バンコックに2名長期出張派遣。
*平成24年12月~平成25年2月 3名を香港、台湾、豪州に1年の予定で派遣。
*平成25年3月  JICAの1年間のプログラムでタイとベトナムに各1名派遣。
*中国生まれの社員2名採用。
*平成25年2月~3月 経済産業省の支援を受けてジャカルタでテストマーケティング。
*平成24年5月~平成25年3月 「グローバル社員」16班で計100名の2週間上海研修。
*上海で、移転を含めて3店閉店・2店出店。

受賞

*平成24年10月 尾西工場が衛生的食品工場として食品衛生協会から厚生労働大臣賞。
*平成25年3月  第21回優良外食産業表彰「地産地消推進部門」で農林水産大臣賞。

社会貢献など

*1都2府10県・9市と、「災害時における帰宅困難者支援に関する協定」を締結。
*平成24年8月  ロンドンパラリンピックで経理課長の宇城元が重量挙げで7位入賞。
*平成24年10月 エビの輸入先、インドネシア(粗放養殖)でマングローブ植樹。

平成25年度(2014年3月期)経営計画

当年度は昨年度策定の中期経営計画の2年目に当たりますが、この数値目標を損益面では昨年度に前倒しで達成してしまいましたので、新たな1年計画です。来年度分は為替、増税等の影響を勘案し、別途計画を策定致します。 (単位:百万円)

【連結】
中期計画
【連結】
新計画
【単体】
中期計画
【単体】
新計画
売上高 19,300 19,400 15,000 16,000
営業利益 510 635 540 610
純利益 380 465 410 440

経営方針

当社の経営体質は着実に強化されつつありますが、2周回遅れだったのが漸く周回遅れになった程度と認識し、当年度は緊張感と危機感を持って従来取り 組んで参りました「経営基盤の強化」「科学的経営の推進」「従業員研修の拡充」を更に進めて参ります。この方針の下、今年度は下記の体制でグループ経営を 強化致します。

新体制

㈱サガミチェーン 主力業態「サガミ」と若干の新業態
㈱ディー・ディー・エー どんどん庵、あいそ家、製麺大学、FC業態
㈱サガミサービス 営業サポート、後方業務、保険業務
㈱サガミフード 海外事業統括並びに食材・商品の製造、調達、輸入
上海盛賀美餐飲有限公司 上海での「盛賀美」経営
Sagami International Co.,Ltd. 東アジア事業への出資
Singapore Sagami Pte. ,Ltd. ASEAN諸国事業への出資


今年度も更に改革のスピードを上げ、新しいことにチャレンジして参ります。元気になったサガミ、益々元気になるサガミの姿を是非ご覧戴きたく、従業員一同皆様のご来店をお待ち申し上げております。

以上
代表取締役社長 鎌田 敏行
(平成25年5月13日)

2013年3月5日

平成25年度3月期第4四半期(1/21~1/20)累計の連結決算は下記の通りとなりました。
売上高  19,153百万円 (前年実績 19,561百万円
経常利益  666百万円   (前年実績   46百万円)
純利益  497百万円   (前年実績  △742百万円)
今年度は決算期の変更を伴うため、平成25年3月31日の本決算まで2か月と11日間の延長期間がありますが、第4四半期を終えた時点で、純利益 を497百万円計上する事が出来ました。純利益がプラスとなるのは、平成19年1月期以来の事で6年振りとなります。前年対比で売上高は408百万円減少 しましたが、経常利益は620百万円の大幅な改善となりました。期首よりの方針である、「グループ経営強化」、「科学的経営の推進」、「研修制度の拡充」 を柱として改革に取り組んだ結果、大幅な利益の改善に結びついたものです。
主力業態である「和食麺処サガミ」は、第4四半期累計の12か月決算で、店舗段階ではありますが、128店全店で黒字化を果たしました。これは連 結決算を開示した平成13年以降で初めてとなります。主な要因は、売上減少が小幅に留まったことと、FLR(Food=食材費、Labor=人件費、 Rent=地代・賃料)比率が夫々、F:0.9%、L:0.8%、R:0.3%と、合計で2%改善したことであります。

新店

財務体質の改善を追い風に、グループビジョンの"No.1 Noodle Restaurant Company"を目指して国内外での出店を再開致します。業態の多様化及び首都圏での知名度向上の一環として、昨年7月、東名高速道路新城上り PA(パーキングエリア)内に「陣屋サガミ」を開店しましたが、今四半期では東京青山に「盛賀美 青山店」を昨年11月末にオープン致しました。「盛賀美」は中国で使用している「サガミ」ブランドで、日本では名古屋に次いで都心型立地での開店となりま した。今後は首都圏を最重要出店地域と位置付け、従来のロードサイドの他、特殊立地、都心・副都心立地も視野に取り組んで参ります。

海外

一方海外に於きましては、既に進出している上海は勿論ですが、上海以外の中国の都市に加え、経済成長の著しい有望市場であるASEAN諸国へと出 店を拡大致します。まずはインドネシアのジャカルタで、人気ショッピングモール「プラザ・スナヤン」内のフードコートにて、ざるそばやカレーそばなどを中 心としたテストマーケティングを3月31日迄の期間限定で開始致しました。経済産業省の海外進出企業の支援を目的とした「クール・ジャパン戦略推進事業」 の一環であり、この結果を基に出店の検討を進めて参ります。

新たな取り組み

既存店の活性化及び「サガミ」のブランド力強化を図る為、今期は、粗挽きした8種類の香辛料(三辛五香)をミルで挽くタイプの新商品「サガミの八 味唐がらし」で実用新案を取得すると共に、語呂合わせで8月3日を「サガミ八味唐がらしの日」として日本記念日協会に登録した他、相模女子大学様との産学 連携でのメニュー開発、学業成就の神社で祈願した「合格祈願弁当」の商品化、「サガミ」では全店の店頭に石臼を設置していることから、「石挽処」のネーミ ングライツ(命名権)の販売などを行って参りました。
新たな営業時間帯として、1月21日から、「サガミ」梅森坂店にてモーニング営業を開始致しました。コーヒーやパン、卵、塩にまでこだわった品揃え ですが、ミニサラダが付いて税込299円と大変お値打ちな価格設定となっております。ご好評戴いておりますことから、この取り組みを今後は他店にも展開し て参ります。
子会社のディー・ディー・エーが運営する「どんどん庵」は、他の大手うどんチェーンや牛丼店の店舗拡大が続く中で苦戦しておりましたが、今期から の新体制にて収益体質は大幅に改善致しました。又、新業態として、春日井市に昨年12月「まるど食堂 上田楽店」をオープン致しました。ここではうどんが190円と大変お値打ち感がある上、作り立ての定食が充実しております。開店初月実績ではありますが、 ご来客数、単価共に期待を大幅に上回る好成績を挙げており、今後の展開が楽しみです。
工場部門では、弊社飛島物流センター内にカット野菜工場を新設致しました。これに依り、衛生管理と仕入れ・流通の効率化、在庫管理の簡素化、空き スペースの有効活用と店舗での労働時間の削減が可能になり、グループ企業の配送部門の一本化と相俟って業務改善が大幅に進むと共に、お客様にはより鮮度の 高い食材をご提供できることとなりました。
株主の皆様とお客様に「サガミは復活した(Sagami is back!)」と感じて戴けます様、従業員一同、業務に邁進致します。最寄りのサガミチェーン店舗が皆様のご来店を心待ちに致しております。

以上
代表取締役社長 鎌田 敏行
(平成25年3月5日)

2012年11月29日

平成25年度3月期、第3四半期累計(1/21~10/20)の連結決算は下記の通りとなりました。
売上高   14,064百万円 (前年実績 14,492百万円)
経常損益   308百万円  ( 同    △32百万円)
純損益    183百万円  ( 同    △360百万円)
当四半期決算は、前年同期比で経常損益340百万円、純損益543百万円の改善となり、計画も上回る数値となりまし た。聖域なき改革の継続、グループ経営の強化、科学的経営の推進を図って参った成果でもありますが、これも偏に株主様はじめお客様からの温かいご支援の賜 と心より感謝申し上げます。
今四半期の取り組みをご紹介致します。当社主力業態であります『和食麺処サガミ』の看板商品である「みそ煮込みうど ん」を暑い夏場にも美味しくお召し上がり戴くべく、新たなご提案として「冷たいみそ煮込」をコンセプトに社内公募を行い、65のアイディアが挙がりまし た。審査の結果、2つの提案商品を選定して味の調整を行った上で、白いうどんの「冷やしみそ煮込」、味噌を麺に練り込んだ「ピリ辛冷やしみそうどん」を期 間限定でご提供し、ご好評を博することができました。相模女子大学様とのコラボメニュー導入に加え、旬メニューとしての「こだわり味覚 生松茸フェア」、「秋の新そばフェア」を実施し、販売促進企画として「サガミ秋得フェア」を開催致しました。
これらの取り組みにより『和食麺処サガミ』の当四半期累計既存店売上高は前年同期比1.1%の増加となりました。
また子会社による新たな方式の商材調達や、メニュー・販売促進政策の見直し、適正人員配置での効率経営を推し進めた結果、グループ全体のFLR (食材費、人件費、賃料)  比率は前年同期比で1.8%の改善となりました。
今後の海外での取り組みでは、巨大市場である中国に於いては直営に加えてFC展開も視野に入れており、上海でのFC展示会では真剣な引き合いを戴 くことができました。未だ時期尚早ではありますが、勇気づけられる結果となりました。尚、弊社上海の5店舗に被害はありませんでした。
国際化推進の為、香港に「Sagami International Co., Ltd.」を10月22日に設立致しました。産業界で「チャイナプラスワン」の流れが加速しておりますが、弊社でも東南アジアの汁麺文化圏を有望市場と考 え、新たにタイへの進出を計画しております。この取り組みに際しては、日本貿易振興機構(JETRO)様の「サービス産業海外進出個別企業支援」制度の認 定を受け、諸々のご指導を頂戴しながら進出に向けての準備を行っております。社員の2割に当たる100名を対象とした上海研修も順調に進捗しており、半数 以上が研修を終了致しました。参加者は海外で大いなる刺激を受けて帰国しており、中国語学習は今までにも増して活発化しております。
もう一つご報告があります。弊社経理財務課長の宇城元(はじめ)がロンドン・パラリンピックのパワーリフティングで7位に入賞致しました。全社員 の応援を背に持てる力を遺憾なく発揮し、アテネの8位から1ランク順位を上げることができました。4年後のリオデジャネイロでは更に上位を目指しています。
今後も四半期毎に良いご報告が出来ますよう鋭意努力して参りますので、投資家の皆様に於かれましては、今後とも引き続きご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
代表取締役社長 鎌田 敏行
(平成24年11月29日)
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